BRAZIL Fazenda UM

昨年８月に訪問したブラジルではこれまでの生産地とは違い、農園の広さや収穫量、そして設備までが圧倒的なスケールだったことに驚かされました。

World barista Champiaonship 2023で見事優勝を果たしたBoram Um(ボラン・ウム)のファミリーが経営する”Um Coffee”所有の農園です。Pink Bourbonに続きご紹介する今ロットのAcaia種はブラジルを代表する大粒の品種です。

UmCoffeeはコーヒーの生産・輸出に加え、サンパウロ市内でコーヒーショップと焙煎工場を運営しています。コーヒー農家出身としては初のバリスタ世界チャンピオンとなったボランは、主にUmCoffeeのマーケティング部門を担っており、父のステファノがコーヒー生産の管理をしています。

ブラジルでは平地での栽培が主流で機械での収穫がほとんどですが、Fazenda UMでは傾斜地にコーヒーが植えられ、シェードツリーも多く、中米の農園を彷彿とさせる涼しい環境下でコーヒーが育てられていました。収穫もほとんどが手詰みで、乾燥も機械を使わずに100%天日で行うなどコーヒー生産に対する強いこだわりが感じられた農園です。

地　域：スル・デ・ミナス
農　園：ファゼンダ・ウム
生産者：ステファノ・ウム
精　製：ナチュラル
標　高：1,000-1,200m
品　種：アカイア

焙煎度：浅煎り

カッピングコメント：
晩柑、金柑、ピーチ、マカダミアナッツ、緑茶