どうも〜Gluck Coffee Spotの三木です。
熊本は雨続きでジメジメした日が続いておりますがみなさまいかがお過ごしでしょうか?
今回は先日の7/1の7周年に合わせてリリースしたFazenda UMのコーヒーのご紹介です!
(7周年、ラッキー7ということで今回はスロットをモチーフにデザインしました by エリー)
こちらのFazenda UMは昨年8月に訪問したブラジルで買い付けてきたロットです。
初めての南米ということで期待を胸に日本を旅立ちましたが、冷静に考えるとブラジルは日本の真裏なのでとにかく遠い。飛行機を乗り継いで最初の目的地に到着するまで約40時間もかかりました、、、。
現地に着いてからも片道4〜5時間の車移動は当たり前と言った感じでBrazilの広大さに洗礼を受けました。
さて、気を取り直して今回ご紹介するFazenda UMは滞在3日目に訪問させてもらいました。
この農園を紹介するにあたって欠かせない人物がBoram Um(ボラン・ウム)氏
Boram氏は2023年のWorld Barista Championshipで優勝したナイスガイ!世界一のコーヒーの技術を持ちながらも、人としても本当に素敵な人で非の打ち所がない完璧超人間です。まさかの同い年ということで勝手に友達だと思っています(笑)
Fazenda UMは彼の実家ということで現在世界中で注目の的となっている農園です。
農園を切り盛りするのは彼の父であるStefano Um氏
韓国からの移民で、1代で現在のFazenda UMを創り上げた超人的お父さんです。異国で1から農園をスタートさせるのには相当な苦労があったみたいですが、現在はそのクオリティの高さからブラジル国内でも一目置かれる存在のようです。
農園はスル・デ・ミナスというブラジル第二の都市サンパウロから車で北東に5時間くらいのエリアにありました。今はこの場所に加え、海沿いのエスピリットサントというエリアにも同じ名前で農園を所有しているそうです。
農園は湖畔に位置していて素晴らしいロケーション!
今年4月の中米訪問で初めて知ったのですが、海や湖が近い場所では美味しいコーヒーが採れる確率が高いそうです。理由として、水辺から吹く風に水分が含まれることで農園内に適度な湿度が保たれるとともに、寒暖差も生まれ美味しいコーヒーが育つ環境として最適とのこと。
Stefano氏もあえてこの場所を選んだとおっしゃっていたのできっとそう言ったことも加味されてのことなのでしょう。
一般的なブラジルの農園ではコーヒーチェリーは機械で収穫するのでシェードツリーなどは植えられていないのですが、Fazenda UMではシェードツリーが植えられていて、傾斜地でコーヒーが栽培されている様は中米の農園の風景を彷彿とさせます。
当然、機械を入れることができないのでFazenda UMでは収穫はほぼ手摘みとのこと。
熟度を見ながら丁寧に収穫されるのでクオリティの高さにも納得ですね!
今回のピンクブルボンはコロンビアなどでよく見られる赤みがかった色に熟すブルボン品種で、ブラジル国内ではまだ栽培が珍しいそうです。
現地のカッピングではイエローブルボンと共にそのフルーティな仕上がりから、これホントにブラジルのコーヒー⁈と衝撃を受けたロットです。
ちなみに今回はBoram氏のアドバイスで普段の焙煎とは違うアプローチで味作りを試みています。
通常の焙煎よりもエイジングを長めに(3〜4週間)とった方がフルーツ感や甘さが感じられて美味しいという結果が出ましたので農園紹介を読みながらゆっくりお楽しみいただけると嬉しいです。
以上、Fazenda UMのご紹介でした!
次回の更新をお楽しみに〜!
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